今回は、老犬用介護食のレシピ&作り方5選をご紹介します。
愛犬は大事な家族ですので、できるだけ元気で長生きしてくれることを願います。人間と同じように犬も年を取ると健康状態に合わせた食事が必要になります。
そんな、愛犬の健康寿命を延ばすために必要不可欠な老犬用介護食ですが、材料や手作り調理中のポイントや与える時の注意点は?
ということで今回は、老犬用介護食のレシピ&作り方5選をご紹介したいと思います。
老犬用介護食の手作りレシピ
野菜とキノコの具だくさんスープ
(画像引用元:https://img.cpcdn.com/recipes/3505452/840x1461s/1edac58f6e1ca9a609fe2cd184ff4966?u=5368726&p=1446995360)
- 野菜類 適量
- きのこ類 適量
- 鶏ガラスープまたは水 適量
- 肉類(なくても良い) 適量
- 野菜ときのこ類を細かく刻む
- 鍋に入れ、鶏がらスープで煮込む
- 柔らかくしたドッグフードにかけてもよい
出典:https://cookpad.com/recipe/3505452
玄米&お野菜フレークのリゾット
(画像引用元:https://img.cpcdn.com/recipes/4013469/840x1461s/8265318e4639c8f9b426beb8b8c2b39f?u=14597752&p=1470636773)
- 鶏ひき肉 50g
- 野菜フレーク(緑黄色野菜ミックス) 小さじ1
- ミニトマト 1個
- 玄米ごはんフレーク 大さじ3
- 熱湯 60cc
- 粉チーズ 少々
- 鶏のひき肉を炒め、色が変わったら野菜フレークを混ぜる
- ミニトマトを細かく刻み、1に加えて汁気がなくなるまで煮込む
- 2に玄米ごはんフレークを加え、熱湯60㏄をかける
- 3に粉チーズをふりかけ、30秒ほど混ぜる
出典:https://cookpad.com/recipe/4013469
貧血ぎみな犬用介護食
(画像引用元:https://img.cpcdn.com/recipes/3054937/840x1461s/1bbb5dff5bb23a202f08fab14caf8899?u=3385570&p=1425767389)
- レバー(豚を使いました)1パック
- キャベツ
- 犬用イリコ
- 犬用ミルク
(ほうれん草はシュウ酸があるので入れない方がいい)
- 豚レバーを食べやすい大きさに切る
- 水、犬用ミルク、キャベツを混ぜて電子レンジで加熱する
- 冷ましてからドッグフードにかける
出典:https://cookpad.com/recipe/3054937
簡単トマトリゾット風
(画像引用元:https://img.cpcdn.com/recipes/2234114/840x1461s/6eb5cbe43b6f0145991fdc15fc37ba3e?u=5035570&p=1369395230)
- えのき1袋
- キャベツ数枚(今回は1/2切の3枚)
- 鶏むね肉50g前後
- ミニトマト2個
- ご飯1杯分あるかないかくらい
- その他適当に野菜(ネギ類以外!)適量
- 野菜と鶏むね肉を食べやすい大きさに切る
- 鶏むね肉をオリーブオイルで炒め、色が変わったら野菜を入れる
- 野菜がしんなりしたら水を加える
- 水が煮立ったらごはんを加える
- トマトが煮崩れたら火を止める
出典:https://cookpad.com/recipe/2234114
豆乳と甘酒MIXドリンク
(画像引用元:https://img.cpcdn.com/recipes/5265885/840x1461s/7379c2daf559e40ea43c4f4ddf57d2e2?u=26113065&p=1537876794)
- 豆乳100cc
- 甘酒(麹で作ったもの)100cc
- 豆乳と甘酒を混ぜるだけでできあがり(人間ももちろん飲めます)
出典:https://cookpad.com/recipe/5265885
老犬用介護食の手作りポイントと注意点
ドライフードは人肌のぬるいお湯でふやかす
ドライフードを熱湯でふやかすと栄養分が飛んでしまうので、ふやかすときはぬるめのお湯で時間をかけてするのが必要です。
また、老犬は高タンパクな食事が必要なので、必要に応じてタンパク質の量を補う缶詰やレトルトフードを加えて栄養バランスを整えてあげることが大事です。
粒が残っていると飲み込みづらいのでしっかりペースト状にする
飲み込む力が弱まったり、舌をうまく使えなくなったりする老犬の場合は、食材の粒が残っているとのどに引っかかり、うまく飲み込めません。
粒感がなくなるまでしっかりペースト状にすることでスムーズに栄養分を与えることができます。
老犬用のサプリメントで足りない栄養素を補う
食事だけで補いきれない栄養分は老犬用のサプリメントで補うのが効果的です。
なぜなら野菜などを使って栄養分を補おうとすると、かなりの量が必要になるのと、栄養価の数値を把握しにくいからです。
老犬に必要なグルコサミンや乳酸菌を強化した老犬用のサプリメントも豊富に販売されているので、老犬に効率よく与えるのに効果的です。
愛犬の好みの食材をベースに作る
老犬は食欲が下がっているので、好みの食材をベースに作って食欲を呼び起こすことが大事です。
消化機能が弱まり、食欲が下がった老犬は、嫌いな味は食べてくれないことが多いです。愛犬の好きな味付けにすることで、食欲を呼び起こしてあげることが大切です。
食事自体を嫌いになると栄養補給ができず、健康維持が難しくなるので、子犬のときから好きな食べ物を混ぜるなどして愛犬の好みに仕上げるのがコツです。
愛犬の健康状態に合わせて獣医と相談しながら作る
愛犬の健康状態に合わせて、介護食の柔らかさと栄養バランスを見極める必要があるので、かかりつけの獣医と相談しながら調理するのが大事です。
また、関節ケアが必要なのか、腎臓ケアが必要なのかなど、健康状態と症状に合わせた介護食を適切に与えましょう。
老犬に介護食を与える時の注意点
若いときからドッグフードの場合はドッグフード基本で与える
子犬のときからドッグフードで育てた犬は、老犬になって急に人間が食べる食材に近いもので手づくりした食事を食べると、おなかを壊してしまう可能性があります。
ドッグフードになれた愛犬への老犬の介護食は、ふやかしたドッグフードを基本に、必要な栄養分を補った食事にしましょう。
全く食べない愛犬にシリンジを使って食べさせる
自ら食事を全くとらなくなってしまった愛犬には、抱っこをしてシリンジを使って流動食を与えます。
愛犬の性格的に強制的に食べさせられることに対して強いストレスを感じる場合を除き、定期的に人間が栄養分を与える必要があります。
こうすることで基礎的な体力を保持する手助けになります。
エサの器の下に台を置いて老犬の首の負担を軽減
老犬は首の負担が辛くて食べなるので、エサの器の下に台を置いて首に負担をかけずに食べさせて下さい。
一般的には犬は床に置いた器からエサを食べまが、老犬になると、この首を下げて食べる行為に負担がかかります。
そのため、老犬は首の負担が辛くて食べなくなったり、エサを飲み込めずに嘔吐する可能性があるので、負担がかからないようにエサの器の下に台を置いて下さい。
最近では専用の台も販売されているので、愛犬の頭の高さに合わせて負担なく食べさせてやる工夫がいります。
老犬用介護食の手作りレシピまとめ・感想
今回は、老犬用介護食のレシピ&作り方5選をご紹介しました。
犬は大事な家族なので、愛情をもって栄養のある介護食を与えてやることで元気で長生きすることにつながります。
老犬の介護食に使う材料も特別なものはなく、身近な食べ物で作ることができますので、愛犬のためにぜひ参考にしてみてください。