今回は軟飯の介護食の作り方とアレンジレシピ3選、材料や特徴、調理の際の注意点についてご紹介します。
高齢になり、ふっくらしたご飯に食べにくさを感じている方はいると思いますが、その反面どろどろしたおかゆは食べたくないという方もいることでしょう。
そこで、普通のご飯よりもやわらかい軟飯は高齢者にとって便利ですが、軟飯がなぜ高齢者におすすめなのでしょうか?
また、軟飯だけだと飽きてしまいそうですが、何か軟飯を活かしたアレンジレシピは無いのでしょうか?
ということで今回は、軟飯の介護食の作り方と、軟飯のアレンジレシピについてご紹介します。
目次
軟飯とは?介護食にに向いている理由は?
軟飯とはやわらかめに作ったご飯のことで、普通のご飯より水の量を多くして炊いているので、噛む力が弱い赤ちゃん、高齢者の方向けといえます。
おかゆは好まないが、普通のご飯の硬さは苦手になってきている方には適しています。
米に対して2~2.5倍の水で炊きます。
炊いたご飯と水で作ったり、たくさん作って冷凍しておくこともできるので時短にもなります。
軟飯の介護食レシピ(米から炊飯器で軟飯)
- 米 1.5合(または1合)
- 水 炊飯器の米3合の線まで(米1合のとき、2合の線まで)
- 米1.5合(または1合)とぐ。
- 炊飯器の3合の線(1合のときは2の線)まで水を入れる。
- お粥モードで炊く。
- 製氷皿大(約45グラム)と中(約20グラム)に入れて冷凍する。
出典:クックパッド https://cookpad.com/recipe/3801471
軟飯の作り方のポイントと注意点
水の加減に気をつける
軟飯は通常のご飯に近い状態が水分は多い状態のものなので、水加減に気をつけて調理することが大事です。
咀嚼の難しい方にとっては、普通のご飯の硬さでは飲み込みにくいので、お粥ほどやわらかくなりすぎないように調整します。
体調、症状に合わせて柔軟に対応する
軟飯は水の加減によりお粥に近づけることもできるので、高齢者の方の状態に合わせて対応することが重要です。
高齢者の方の口内の状態や食べづらさは、介護をする側も本人も気づきにくいものです。
飲み込みにくさを感じているようなら、炊くときの水の量を調整して、全粥などに変える工夫も必要です。
何食分かに小分けにしてストックする
食べる都度炊くのは大変なので、小分けの容器に入れ、冷凍します。
製氷皿のような形の容器に小分けにしておけば、必要な分を解凍するだけですぐに食べることができます。
介護をする家族の方にとっても時短になります。
軟飯の介護食アレンジレシピ
介護食 うなぎのかば焼き丼
- 木綿豆腐 120グラム
- 長いも 50グラム
- ごぼう 10グラム
- 片栗粉 15グラム
- 塩 小さじ4分の1
- 刻みのり 適量
- 市販のうなぎだれ 適量
- 油 大さじ1
- 軟飯 260グラム
- 木綿豆腐は水切りする。
ごぼうは皮をそぎ、すりおろす。
長いもは皮をむき、すりおろす。 - フードプロセッサーに1と片栗粉、塩を入れ、なめらかになるまでかきまぜる。
- フライパンを中火で熱し、油を入れる。
油を入れ、2の生地を流して焼く。 - 片面にのみ焼きのりをのせる。
焼き目がついたら、ひっくり返し、両面焼く。 - うなぎのたれを回しかけ、味をしみこませる。
- 軟飯に5をのせる。
出典:https://cookpad.com/recipe/3396757
介護食 天津飯
- もっとエネルギー 中華五目あんかけ 1袋(100グラム)
- 卵 1個(50グラム)
- 軟飯 茶碗1杯
- かにかま 少々
- サラダ油 少々
- 中華五目あんかけを温める。
- フライパンに油を熱し、か、ふわふわの卵を作る。
- 軟飯を皿に盛る。
1と2、裂いたかにかまをちらす。
出典:https://cookpad.com/recipe/5886939
業務用介護食 大エビちゃんの天丼
- 大エビちゃんの天ぷら 2尾
- 軟飯もしくはおかゆ 150~200グラム
- 出し汁 30グラム
- しょうゆ、みりん 各8グラム
- 凍った状態の大エビちゃんのフライをホテルパンに並べる。
- スチームコンベクションモード(スチコン)で蒸す。
(スチームモード 90度 約20分) - やわらかいフライの扱いはフライ返しなどを使うとよい。
- 調味料を火にかけ、ひと煮立ちさせる。
丼に軟飯(もしくはおかゆ)を盛り付け、3をのせる。
出典:https://cookpad.com/recipe/2739071
軟飯の介護食レシピまとめ・感想
今回は軟飯の介護食の作り方やアレンジレシピについてご紹介しました。
おかゆのどろどろした感じが苦手な方でも、軟飯ならば普通のご飯に近い感覚で味わえるのではないかと思いました。
炊飯器でも簡単に作れて、ストックできるので、介護をする方にとっても便利です。