今回は介護食におすすめのアイスクリームの作り方や、作り方のちょっとした裏技を紹介します。
アイスクリームは口当たりもよく、手軽に栄養補給ができるため、介護食にも適していると言えます。
そんなアイスクリームですが、お家で簡単に作れるおススメレシピは?
ということで今回は、介護食に使えるおすすめアイスクリームレシピや人気商品の口コミ・評判を紹介したいと思います。
目次
アイスクリームは介護食におすすめの理由
アイスクリームがおすすめの理由は食べやすく、手軽に栄養・水分補給ができるからという点です。
口当たりが良いので口に運ぶ量が多いことや、飲み込みやすいため嚥下障害のある方も、比較的口にしやすいという利点もあります。
またカロリー調整もしやすいため、食事制限に適した種類を選ぶことができます。
アイスクリームの介護食手作り簡単レシピ
かぼちゃアイス
- カボチャ/150g
- 生クリーム/200CC
- 砂糖/大さじ1
- 卵/1個
- バニラエッセンス/少々
- レモン汁/少々
- 水(フライパンに入れる)/適量
- 氷水/適量
- かぼちゃを3cm角ぐらいにカットし、フライパンに入れ、1cmの高さに水を入れ、中火で蓋をして蒸す
- 氷水を金属製のボウルに入れる
- 別の金属ボウルに砂糖大さじ1と①の蒸したかぼちゃを皮ごと入れ、氷水を下に当てながらハンドミキサーでつのが立つまで泡立てる
- 別のボウルに卵の白身だけ入れ、ハンドミキサーで泡立てる
- 砂糖50gと黄身、バニラエッセンス、レモン汁を入れ、ハンドミキサーで泡立てる
- ⑤を③に入れ、さらにハンドミキサーで泡立てる
- 冷凍庫で4時間以上冷やして、固める
出典:https://cookpad.com/recipe/6118910
豆腐を使ったヘルシーアイス
- 絹ごし豆腐
- バナナ
- 練乳
- 酒粕レーズン
- 水を切った豆腐とフードプロセッサーに入れ、トロっとしたら、バナナを入れて混ぜる
- 練乳(砂糖でも可)を入れる。アーモンドやチョコなどを入れる場合はあらかじめ細かく砕き、このタイミングで入れる
- ジップロックなどの保存袋に入れ、冷蔵庫で冷やす
- 少し固まったら、空気が混ざるように袋の上からもみ込む
- ③~④をもう一度繰り返す
出典:https://icchanblog.com/ryori-tofuaisu/
高栄養エプリッチアイス
- エプリッチゼリー/60g
- エプリッチゼリーを湯せん、又は電子レンジにかけて溶かします
- 溶かしたエプリッチゼリーを型などに入れて、冷凍庫で凍らせます
- アイスが固まったら、冷凍庫から出して、少し柔らかくなったころが食べごろ
出典:https://www.food-care.co.jp/blog/posts/7330
アイスクリームの介護食レシピのポイントと注意点
食べやすい調理を心がけよう
冷えすぎて、硬くなったアイスは食べづらいかもしれません。舌と上あごでつぶせるぐらいのやわらかさになるように温度を調整しましょう。
またチョコチップなどの具材を入れる際には、十分に細かく砕き、噛む必要がないようにすると飲み込みやすくなります。
水分を多く含むアイスは注意
飲み込む力が弱くなっている場合、水分の多い食事はむせる、せき込むなどの原因にもなります。
器やスプーンを小さくして、少量ずつ口に運ぶようにする。なるべく溶けにくいアイスを選ぶことが効果的です。
介護食用アイスクリームおすすめ商品
ヤヨイサンフーズ 溶けないアイス風デザート
- 常温でも液状になりにくいから、なめらか食感で食べやすい!
- バニラ風味以外にもチョコやいちごなど種類も豊富
溶けにくいアイスでおすすめなのが、ヤヨイサンフーズの「溶けないアイス風デザート」シリーズ。
このアイスは冷凍庫から取り出して、20℃ほどの室温で1~2時間経過しても、溶けずに食べることができます。
そのため、飲み込むのが心配でゆっくり食事をしても問題ありません。
またゼリーのような固まる性質もありませんので、舌の上で自然と崩れることで、舌触りもなめらか。
時間をかけてゆっくりアイスを楽しみたい、いろんな味を楽しみたいという型にぴったりです。
明治 メイバランスアイス
- 食欲がない時でも食べやすい
- おいしく手軽に大事な栄養素が一度にとれる
栄養補給としておすすめなのが、明治の「メイバランスアイス」シリーズです。
栄養補助食品として、タンパク質やカルシウム、鉄、亜鉛など高齢者に必要な栄養を摂取することができます。
食欲がなく、栄養が偏ってしまいがちなときなどにおススメの商品です。
メイバランス、両親の介護中!食事が食べれない時に〜(^^) #メイバランス #メイバランスアイス pic.twitter.com/5HEEzkR7FS
— Kokeshi doll (@mayo3636) July 27, 2020
ネスレ アイソカルゼリー ハイカロリー
- 効率よくカロリー摂取がしたいとき
- いろんな味を楽しみたい
- 冷やしたり・温めたり食べ方いろいろ
最後に紹介するのはネスレの「アイソカルゼリー ハイカロリー」シリーズです。
こちらはゼリータイプの介護食ですが、冷凍庫で冷やすことでアイス風、また温めてもおいしく食べることができます。
1カップで150kcalとおよそおかゆ1杯分(200g)と同様のカロリー量で、少量で効率よくカロリーを摂取することができます。
また8種類の風味があるので、おいしく飽きずに食べることができると思います。
飲み込みやすい商品なので、飲み込む力に不安のある方にも安心ですし、食事はあまり食べられないけど、しっかりカロリーを取りたいときにもおススメです。
高齢者施設で栄養士をしている者です🙋♀️ #ネスレ 様にはいつも大変お世話になっており、先日営業の方からも #アイソカルゼリー を凍らせてから10分程解答するとアイス風になることを教えて頂きました🍨夏場の暑さで食欲を落とす高齢者の方々が多いため、おススメしていこうと思います✨
— 🎸かをる🎙 (@brokaoru) August 5, 2020
アイスクリームの介護食おすすめ簡単レシピ・感想
ひんやりした食感やなめらかな舌触り、すっきりして食べやすいのが介護食アイスクリームの魅力です。
また商品によっては健康補助食品としての側面も持っており、単なるデザートではなく、バランスのとれた食事の一環として取り入れやすいと思います。
近年はさまざまなメーカーで溶けにくいタイプや、加工がしやすいものまで、より介護食をおいしく食べ続けられるように、日々進化を続けています。
今回ご紹介した、レシピ、商品を参考に、ぜひお家にぴったりの介護食アイスを見つけてみてください。