今回は介護食向けの太巻きレシピ3選と材料、高齢者の方でも食べられる作り方のポイント・注意点をご紹介します。
高齢になると、噛む力、飲みこむ力が弱くなり、今まで当たり前にとれていた食事をとりづらいと感じる方が多くなります。
食事をとることが面倒に思えたり、食欲を失ってしまう方もいると思います。
その一方で、好きなもの、四季を感じられる料理は、できるだけ今までと同じ形で味わいたいという方もいらっしゃると思います。
恵方巻に代表される太巻きもその一つでしょう。
そこで、介護食向けの太巻きのレシピにはどのようなものがあるでしょうか? その食材や作り方のポイント、注意点はどのようなことでしょうか?
今回は、介護食向けの太巻きのレシピ、その材料、作り方のポイント、注意点についてご紹介します。
目次
介護食向け太巻きレシピ
介護食 やわらか太巻
出典:https://cookpad.com/recipe/3577311
- 米 100グラム
- 水 200グラム
- ゼラチン(粉) 5グラム
- 薄焼き卵 1個分
- ほうれん草 20グラム
- にんじん 20グラム
- やわらかしいたけやん 2個(36グラム)
- 寄せゆばけんちん 60グラム
- 青のり 適量
〇だし汁 100グラム
〇醤油 小さじ1
〇みりん 小さじ1
☆米酢 20グラム
☆砂糖 14グラム
☆食塩 2グラム
- 米をとぎ、水(重量の2倍)を加えて、ゼラチンを振り入れてかき混ぜたあと、炊飯器で炊く。
- 蒸気が上がったら、途中でゼラチンを均等に行きわたるように、1、2回全体を混ぜる。
- ご飯と☆のすし酢をあわせておく。
- ほうれん草、にんじんを下茹でし、ほうれん草は細かく刻んでおく。
- 寄せゆばけんちん、やわらかしいたけやん、にんじんを〇で煮含める。
- 薄焼き卵の上に、ほうれん草と5をのせる。
- 巻きすにラップを敷く。
すし飯を広げて、6をのせる。 - 端から巻く。
お年寄り向け巻き寿司
出典:https://cookpad.com/recipe/246562
- 卵(薄焼き卵用) 1個
- ご飯 150グラム以上
- 酢 10グラム
- 砂糖 5グラム
- 塩 1グラム
- 卵(厚焼き卵用)20グラム
- 干ししいたけ 1グラム
- 砂糖 1.5グラム
- 醤油 1グラム
- にんじん 10グラム
- きゅうり 10グラム
- 薄焼き卵を板海苔大に四角く焼く。
- 酢飯を作り、冷ましておく。
- 厚焼き卵を作り、5ミリの太さに切る。
- 干ししいたけを戻して、甘辛く煮る。
- にんじんは軽くゆでる。
- 厚焼き卵を芯にして、巻きずしと同じように巻いていく。
高齢者向け かみ切れる太巻き
出典:https://cookpad.com/recipe/5963296
- 酢飯 350グラム
- 板海苔 1枚
- きゅうり 適量
- かに風味かまぼこ 適量
- かんぴょう 適量
- だし巻き卵 適量
- でんぶ 適量
- すし飯を作る。
- きゅうりを食べやすい大きさに薄切りにする。
- 海苔に穴を開ける。
その際、突起のある専用のカッターを使う。 - 巻きすの手前端に海苔をのせる。
- その上に酢飯を置く。
四隅を山高になるようにする。 - 具材を中央に置く。
- 巻きすを持ち、酢飯のサイドまで巻く。
両サイドを押さえる。
介護食向け太巻きの作り方ポイントと注意点
海苔に気をつける
高齢者の方は誤嚥をしやすいので、噛む力が弱くなったり、噛みきることが難しい高齢者の方には海苔の扱いに注意しなくてはなりません。
海苔は酢飯をのせると、水分を含むので、噛みにくくなり、無理に飲みこもうとすることで誤嚥が起こります。
海苔を細かく切って並べた上にご飯を巻きつけていくことで、海苔が喉につきにくくなります。
また海苔ではなく、やわらかい薄焼き卵を代用することも一案です。
具材を食べやすくする
高齢者の方のなかには、噛み砕くこと、噛みきることが難しい方もいるので、具材を食べやすいように小さくする必要があります。
かんぴょう、しいたけなどは太巻きの具材では定番ですが、これらは噛みきることが難しい食材ともいえます。
心配なときは使わないという手もありますが、どうしても入れたいときには細かく切ることが重要です。
そのほかの食べやすいと思う具材も一緒に小さく刻んでおくとよいでしょう。
介護食向け太巻きレシピまとめ・感想
今回は介護食向けの太巻きについてご紹介しました。
太巻きは高齢になると食べづらくなるイメージのメニューでした。
しかし、海苔を薄焼き卵に変更したり、具材を細かくすることで、咀嚼の難しい方にも味わってもらえることがわかりました。
具材にひと手間加えることで、家族ともほぼ同じ太巻きを味わえるので、食事の時間も楽しくなりそうです。