今回は介護食で丼ものの作り方とレシピ3品、簡単に作れる冷凍食品のおすすめを紹介します。
高齢になり、噛むこと、飲み込みことに困難を感じる方は多いと思います。
今まで当たり前にとっていた食事を食べやすく工夫する必要も出てくるでしょう。
ただ、好きなものをできるかぎり今までと変わらず食べ続けたいという気持ちはあると思います。
丼もそんな料理のひとつかもしれません。
では、介護食用の丼にはどのようなものがあり、どのように作ればよいでしょうか?
また、簡単に作れる介護食用丼ものの冷凍食品や宅配弁当にはどのようなものがあるでしょうか?
今回は、介護食用の丼ものの作り方、レシピ、簡単に作れる冷凍食品についてご紹介します。
目次
介護食用丼ものレシピ
高齢者向け 卵がとろ~りカツ丼
出典:https://cookpad.com/recipe/4563239
- メンチカツ(市販品) 160グラム
- 玉ねぎ 200グラム
- 卵(Lサイズ) 4個
- 三つ葉 適量
- 片栗粉+水 20グラム+20ml
☆だし 300ml
☆醤油 90ml
☆みりん 90ml
☆酒 60ml
☆砂糖(上白糖) 20グラム
- メンチカツを揚げて、3~4等分に切る。
- 玉ねぎを半分にし、薄く切る。
- ☆を鍋に入れ、メンチカツとともに煮込み、取り出す。
- 先ほどの☆を再度沸かし、水溶き片栗粉を回し入れ、とろみがついたら、溶き卵を混ぜながら入れる。
- どんぶりにご飯(分量外)を盛り、メンチカツを載せ、4をかけ、三つ葉を飾る。
介護食 うなぎのかば焼き丼
出典:https://cookpad.com/recipe/3396757
- 木綿豆腐 120グラム
長芋 50グラム
ごぼう 10グラム
片栗粉 15グラム
塩 小さじ4分の1
刻みのり 適量
市販のうなぎのたれ 適量
油 大さじ1
軟飯 260グラム
- 豆腐は水切りする。
ごぼうは皮をそぎ、すりおろす。
長芋は皮をむき、すりおろす。 - フードプロセッサーに1と片栗粉、塩を入れ、なめらかにする。
- フライパンを中火で温め、油を入れ、2を入れて焼く。
- 片面に焼きのりを載せ、焼き目をつけたら裏返す。
- うなぎのたれを回しかける。
- 軟飯(水加減は水の量を1.5倍)に載せる。
高齢者向け☆なすたま丼
出典:https://cookpad.com/recipe/5083596
- なす 小2本
- 温泉卵 2個
- ショウガ 少々
- ご飯 茶碗2杯
- 砂糖 小さじ2
- 醤油 大さじ1と2分の1
- 酒 小さじ2
- みりん 大さじ1と2分の1
- 細ねぎ 少々
- いりごま 少々
- 片栗粉 適量
- 油
- しょうがをみじん切りにする。
- なすを1センチの輪切りにし、水にさらしてアクを抜く。
水気を切る。 - なすに片栗粉をまぶす。
プライパンに油をひき、熱してから、両面をしんなりするまで返しながら焼く。
その後、いったん取り出す。 - しょうがを軽く炒める。
香りが出てきたら、砂糖、醤油、酒、みりんを入れ、なすも戻す。
照りととろみをからめながらつける。 - ご飯になすと温泉卵をのせ、いりごまをかける。
好みで小口切りにしてねぎをのせる。
介護食用丼ものレシピのポイントと注意点
高齢者の方にとって、食べづらい食事は誤嚥に招くだけでなく、食べることへの不安や食欲不振にもつながることがあるので、食べやすい大きさややわらかさに調理することが重要です。
具材を小さく切る、すりおろす、十分ゆでるなど、基本的なことに手間をかけることがポイントです。
また、汁気の多い丼ものの場合は、喉に通りにくいこともあるので、とろみ剤や片栗粉などを使ってとろみをつけるひと工夫も必要です。
介護食用丼もの冷凍食品・レトルト食品
バランス献立 やわらかごはん 牛すき丼風…180円
ごはんとともに、牛肉や豆腐などの具材も煮込まれているので、かみ砕くことが難しい高齢者の方でも牛すき丼の味を楽しむことができます。
温めるだけですぐ食べられるのも嬉しいです。
やさしい献立 やわらかおじや 牛丼風…180円
やわらかくした牛肉、牛ひき肉とともに、玉ねぎも煮込まれているので、食べにくさを感じている高齢者の方でも牛丼の味を楽しめます。
舌でつぶせる硬さなのも安心です。
やわらか亭 中華丼…389円
野菜の味わいが生かされているうえ、あまり見かけないメニューなので、いつもと違った丼を食べたい高齢者の方にはおすすめです。
温めずにすぐに食べられるのも便利です。
介護食用丼ものレシピまとめ・感想
今回は介護食の丼ものをご紹介しました。
噛みづらさ、飲み込みにくさを感じると、今まで食べていたものを食べられなくなるように思い、丼ものを敬遠してしまう方もいると思います。
具材の調理にひと手間加えることで、今までと変わらない丼ものを楽しむことができるとわかりました。
ひと工夫により、家族とも同じメニューを楽しむことができ、介護をする側にとっても時短になり、食事の時間も楽しくなりそうです。